宿泊登山をしたことがない「ゆる登山派」が、山小屋に泊まるプランの第2弾!
今回は富山県の立山をターゲットにシミュレーションをしました。
立山登山へのベースとなる室堂には、ケーブルカーやバスで標高2,450mまで行けちゃうところが、ゆる登山者向きでもあります。
今年こそお泊り登山をしてみたい筆者が、3,000mクラスの絶景が見れ、温泉付きの快適な山小屋に泊まるために、詳細をシミュレーションしてみました。
この記事でわかること
- 立山で山小屋に泊まりながら登山をする、ゆる登山者向けコース
- 実際に山小屋未経験の筆者が実行する予定の、超具体的なシミュレーション
⇒富山駅や立山駅を利用する場合
この記事を書いている私は、 自衛隊・フルマラソン・バックパッカーの経験ありでアウトドア・旅行が趣味の、リフレッシュ大好き人間です。
前提:山小屋も登山も初級者、立山でゆる登山
ゆる登山派である筆者はもっぱら日帰りの低山ばかりですが、やっぱり山頂で泊まってみたい!
でも技術的・体力的にも、そして山道の運転もあまり自信がありません。
しかも単独登山なので、お泊り登山もゆる目で安心安全+快適で山選びをしています。
山のグレーディングを参考に立山の雄山を選出
富山県が提供している資料「富山県 山のグレーディング」の中から、初・中級者でも無理なく登れそうな「雄山(室堂ターミナル往復)」を選びました。
山のグレーディング:B2(室堂ー雄山)
技術的難易度/A(易)~E(難) | B |
登山道の様子 | 沢・崖・雪渓などあり 道がわかりにくい所あり 転ぶと転落・滑落につながる所あり |
推奨スキル | 地図読み能力があることが望ましい |
体力度/1(弱)~10(強) | 2 |
適当な日程 | 日帰りが可能 |
山のグレーディングについての詳細は、以下のサイトをご覧ください。
富山県 山のグレーディング
おすすめ紹介されておりアクセスも良く快適な山小屋を選出
初めての山小屋選びには、ある程度快適さも欲しいと考え、「初心者におすすめ」「快適」と紹介されている中から選出しました。
候補は、「らいちょう温泉 雷鳥荘」と「みくりが池温泉」。
どちらも素晴らしい源泉かけ流しの温泉に入れます。
「らいちょう温泉雷鳥荘」と「みくりが池温泉」について
候補に選んだ2つの山小屋について詳細を調査しました。
口コミを見ても、どちらも素晴らしいというコメントに溢れています。
甲乙つけがたい両山小屋ですが、特徴的な内容をまとめるとこんな感じでした。
らいちょう温泉 雷鳥荘
- 立山地獄谷温泉で複数の温泉に入った方によると、「らいちょう温泉が一番キレイで新しかった」とのこと。
- 室堂エリアの中で一番収容数があるので、比較的スムーズに予約が取れる。
- スタッフさんが親切とのコメント多数。
- 室堂駅からアップダウンのある階段を歩く必要がある(徒歩約30分)。
- 2段ベッドで、各スペースに読書灯やコンセントあり。
みくりが池温泉
- 立山室堂駅に近い。
- 日本一高所にある温泉宿。
- 温泉が非常に濃く、入りやすい温度でとても良い。
- 食事が豪華で充実とのコメント多数。
- 女性専用相部屋あり。
- 二段ベッドやフロアでは、各スペースを仕切るカーテンあり。
- 各スペースには読書灯と個別コンセントあり。
立山登山について
立山連峰の中で、立山は以下の3つの峰の総称です。
雄山(おやま) 標高3,003 m
大汝山(おおなんじやま) 標高3,015 m
富士ノ折立(ふじのおりたて) 標高2,999 m
初級者は雄山のみをピストンするコースを取ることが多そうです。
コースタイム:3時間35分(休憩含まず)
中級者以上向けになりますが、立山三山をまわるコースもご参考に。
コースタイム:5時間30分(休憩含まず)
初心者向けのシーズンは、夏山である7月下旬から8月。
それでも気温は低いので、防寒着は必須ですよ。
アクセス・登山ルート
筆者が住んでいる名古屋から車で最寄り駅まで移動し、1泊して翌朝から登山をして帰ってくる1泊2日の予定をシミュレーション。
室堂駅へはマイカーでのアクセスはできませんので、「富山駅or立山あるぺん村」や「立山駅」を利用し、ケーブルカーやバスを乗り継ぐ必要があります。
名古屋からではない方も、最寄り駅からのご参考していただけると思います。
富山駅、立山あるぺん村 ⇒直行バスを利用
立山駅 ⇒ケーブルカーと高原バスを利用
どちらの駅を利用するか検討した結果、名古屋からの場合「あるぺん村(or富山駅)」の利用がベストだと判断しました。
理由は以下の情報があったためです。
- シーズン中の立山駅は激混みで、駅近くの駐車場に停めれない可能性がある。
- 立山駅からだとケーブルカーやバスを乗り継がないといけないうえ、行列に何時間も並ぶ可能性がある。
立山あるぺん村からは、直行のバスが出ており、無料駐車場に車を停めることも可能です。
また、富山駅からは、「富山地鉄夏山バス(室堂線)」という室堂への直行バスもあるのですが、2020年から運休をしているようです。
立山登山の計画される際には、運行状況をチェックされるのも良いかもしれません。
1日目:最寄り駐車場 ⇒ 室堂 ⇒ 山小屋へ
最寄りの駐車場
立山あるぺん村より立山室堂直行バスを利用
乗車時間:約1時間30分
- 全席指定・予約制
- 予約開始:3月中旬予定
- 基本的に日帰り往復で観光するプラン
- 1泊するなら、往路と復路として2回分を購入する
※往復利用で乗車日が異なる場合は、片道1000円引きになる
※復路のみの購入は不可少 - 1日3~4便あるが、最少催行人数がある。(4日前に最終決定)
- 富山駅や新高岡駅からも乗車可能(乗車料金は異なる)
- 立山あるぺん村には無料駐車場完備。
富山駅&新高岡駅は有料駐車場を利用
詳細は立山あるぺん村ツーリストHPでご確認ください。
室堂駅 ⇒ 山小屋へ
室堂駅⇒みくりが池温泉:10~15分
室堂駅⇒らいちょう温泉 雷鳥荘:30分
2日目:雄山登山、下山後帰宅
本記事はゆる登山者向けなので、立山三山ではなく雄山のみピストンの計画です。
雷鳥荘に宿泊 ⇒雄山 ⇒室堂駅
山行:4時間(休憩含まず)
みくりが池温泉に宿泊 ⇒雄山 ⇒室堂駅
山行:3時間46分(休憩含まず)
往路で利用した立山あるぺん村へ戻る直行バスに、14時頃の便に乗る想定をしてみます。
※ヤマレコのルート作成機能を使用して換算
休憩のほか撮影の時間もとりたいので、標準タイムの1.3倍に設定。
雷鳥荘(5:00)発 ⇒雄山(9:00)着 ⇒室堂(12:00)着
だいぶ余裕ありそうなので、ゆるゆる登山ができそうです。
まとめ/山小屋に泊まり「絶景・温泉」を楽しむゆる登山で立山を満喫しよう
立山は登山自体も良さそうですが、温泉巡りや写真撮影しながら山小屋の周辺を散策しても、素敵な旅になりそうです。
筆者がこのルートでの山小屋泊が実現した折には、改めてレポートさせていただきます。
立山の他にも、「ゆる登山者が八ヶ岳や北アルプスの山小屋を利用する候補」について別記事があります。
よろしかったらそちらもご参考くださいね!
それでは、良いリフレッシュを!
※本記事は新型コロナウィルスによる自粛期間中でのお出かけを推奨するものではありません。
※新型コロナウィルスやご訪問先の情報をご確認のうえお出かけください。
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。