愛知県で登山初心者からトレイルランナーまで幅広い層に人気の猿投山。
標高629mという程よい高さと、よく整備された登山道で、小さな子供を連れたファミリーも良く見かけます。
メインルートは東海自然歩道を通るルートなのですが、人気の山なので人が多いんですよね。
また、整備され過ぎていて階段になっている所が多く、自然の中を歩いている感覚が少なめであるところが、個人的には苦手です。。。
私と同じ理由で猿投山を苦手としている方、いらっしゃいませんか?いますよね?!
猿投山はメインルート以外にも実は魅力的なルートがあるので、今回は私のお気に入りの裏ルートをご紹介します。
この記事で解決できること
「猿投山」の、メインルート以外の静かで自然溢れる魅力的なルートのひとつが分かります。
この記事を書いている私は、 日帰り低山のゆる登山派ですが6年ほど経験あり。今年こそお泊り登山に挑戦しようと計画中。
猿投山はマイナーなルートが面白くてメリットいっぱい
猿投山は、メジャーなところでは雲興寺から登るルートと猿投神社から登るルートがあります。
そしてどちらかと言うと猿投神社から登る方が多いのではないでしょうか。
猿投神社からメインのルートである東海自然歩道で登ると、「トロミル水車」や「御門杉」、「御船石」「東の宮」「カエル岩」など見どころが沢山あります。
初めての猿投山だでしたら、このメインのルートがおすすめですが、静かに自然を感じたい人はマイナーなルートにぜひチャレンジしてみてください。
猿投山ってたくさんのボランティアさんが活動されていて、実はいろいろなルートがはり巡らされています。
そして、その裏ルートがとても素晴らしいんです。
例えばどんなことが良いかと言いますと、
- 人が少ない
- 整備され過ぎてなく、階段が少ない
- 滝を通るとマイナスイオン満載
- リスやカモシカなどの動物に遭遇できることもある
ただし、メリットばかりではなく注意点もありますよ
人が少なく整備がほどほどというのは、危険の裏返しでもあります。
階段になっていないので滑りやすかったり、柵がないので斜面から落ちる可能性もあります。
小さなお子さんや高齢者の方は無理をされないようお気をつけください。
城ヶ峯ー武田道ー西の宮ー猿投七滝ルート
今回ご紹介するルートは、山頂まで登りません。
真夏や体力が万全ではない時などの少しショートコースとなってます。
でも、ほぼ森の中を歩き、滝を通る涼し気なルートです。
歩行距離 約9.2km
累計高度 約660m
時間 4時間前後
山頂まで登るちょっと長めのルートは、また後日ご紹介しようと思います。
猿投山第一駐車場からスタート
第一駐車場は、登山口に一番近く、トイレがあって便利です。
自販機はないので、飲み物は買っておいてくださいね。
女子トイレについてなのですが、ペーパーが切れていることが結構あるので、持参すると安心ですよ。
第一駐車場がもし満車の場合は、猿投神社の方に戻らなければなりませんが第二駐車場もあります。
こちらはかなり広いので、おそらく停めれるでしょう。
城ヶ峯コースに入る
トロミル水車より手前から城ヶ峯コースに入ります。
猿投山では、よく観察すると木や石に印や案内があるのですが、城ヶ峯コースの入り口は石に赤ペンキが印となっています。
舗装路から一見登山道があるのが分かりにくいですが、きちんと道になっています。
城ヶ峯コースの始まりの登りはちょっとだけキツイですが、すぐに緩やかな登りになります。
しばらく進むと、木の根がすごい、大きな木がドーンと道の真ん中に現れます。
私は初めて登った時、ここで道を間違えてかなり迷いました。。。
真っすぐ行ってしまうと「広沢城跡」方面に行ってしまうので間違いです。
ここは、右へ行ってください。
武田道を行く
城ヶ峯コースを行くと武田道にぶつかります。
武田道を東の宮(頂上)方面に進んでいきましょう。
途中、急登があるので足元に気をつけて登ってくださいね!
地面が乾いていると結構滑るので要注意です。
ちゃんとビューポイントもあります。
ここら辺で一休みしたいですね。
またしばらく歩くと林道を挟んで急こう配の階段があり、一度下ってまた登ります。
ここは帰路でのポイントにもなるので覚えておきましょう。
そのまま進むと、ベンチのある休憩ポイントに出ます。
そこが東海自然歩道との合流点となり、そこから暫くは、メインルートである東海自然歩道を進むことになります。
もう一度マップを出しますね。
東海自然歩道と合流して進むと、トイレがあります。
トイレの右側にある階段を登っていくと、東の宮から山頂を目指すメインルートを行くことになるのですが、ここでは、トイレの左側の舗装路へ進みます。
西の宮へ
舗装路を進むと、西の宮の鳥居が見えてきました。
西の宮と御墓所はピストンで登って下りてくることになります。
日本武尊のおにいが祀られているとのことなので、行ってみましょう。
結構な階段を登りきると見えてきました、西の宮です。
右側に階段があります、登ってみましょう。
日本武尊の双子のおにいちゃん「大碓命(おおうすのみこと)」のお墓があります。
ちょっと秘境感ありです。
お墓を後にし、同じ道を引き返し西の宮の鳥居まで戻ります。
また舗装路をさらに進んで行きましょう。
猿投七滝
しばらく進むと、猿投七滝一つ目「血洗いの滝」についての看板が出てきます。
ご興味のある方は看板の示している場所へ行ってみてくださいね。
舗装路を真っすぐ進んで行くと、猿投七滝の遊歩道に入ります。
遊歩道はきちんと整備されていて、滝や川沿いを行くとても気持ちの良いコースです。
夏場はマイナスイオンいっぱいで清涼感があり最高です。
私はよく七滝の遊歩道でお昼休憩をします。
遊歩道を進んでいくと、トイレと2~3台車が停められるスペースに出ます。
マップをまた出しますね。
このトイレを左に曲がり、武田道へ戻ります。
ここはずっと林間ではなく空が見えている舗装路がしばらく続くので、熱さと日焼けは要注意です!
地味に緩やかな登り坂なので我慢の時ですね。
しばらく進むと、往路で通った「林道を挟んだ急な階段」ポイントに出ます。
ここでは右側の駐車場へ戻る方面へ階段を登りましょう。
ふたたび武田道に戻り城ヶ峯コースから下山
階段を登ってからは、武田道と城ヶ峯コースを来た時と同じルートを通って帰ります。
私だけかもですが、帰りはコースの分岐がややこしく感じ、初めての時は道迷いしました。。。
私ほどヒドイ方向音痴はまれかもしれませんが、自信のない方には、GPSのアプリをおすすめします。
GPSで歩いたルートを記録しながら登山すると、帰路で同じルートを辿る時に参考にできるため、道迷いの心配がありません。
以前、無料のスマホGPSアプリの記事を書いてますので、よろしかったらご参考ください。
まとめ/猿投山は静かで自然が多いルートも楽しめます
今回ご紹介したルート以外にも、たくさんコースがあり奥深い猿投山。
私はフルマラソンに参加するための体力作りによく登りました。
いろいろなコースどりができ、トレーニングに本当に良い山だと思います。
夏場は特に、滝のすぐ横で山ごはんを楽しむために登るのも良いですよね。
メインルートに飽きた方、人と階段が多くて苦手だという方はぜひ、マイナールートに挑戦してみると面白いと思います。
それでは、良いリフレッシュを!
※本記事は新型コロナウィルスによる自粛期間中でのお出かけを推奨するものではありません。
※新型コロナウィルスやご訪問先の情報をご確認のうえお出かけください。
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。