自然の中でリラックスでき、非日常を味わえるキャンプ。
そこに心も体も癒される温泉が組み合わさったら、最高のリフレッシュになります。
今回は、キャンプ場に温泉が併設されていて、徒歩でいつでも入浴できる「島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場」に行ってきました。
とても良い所だったので、レポートします。
この記事でわかること
- キャンプ場のAサイト(No.14)に宿泊した感想
- 温泉や周辺の道の駅の雰囲気
- 注意が必要なポイント
キャンプが初めての高齢の母と2人で行ってきました。
島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場の基本情報
キャンプ場や温泉の基本的な情報を見ていきましょう。
アクセス
三重県にあるキャンプ場ですが、滋賀・京都・奈良の3府県の境界近くに位置しています。
住所
〒519-1711
三重県伊賀市島ヶ原13680
各方面からの車でのアクセス時間(高速利用)
愛知(名古屋市)から | 約1時間30分 |
大阪(大阪市)から | 約1時間10分 |
滋賀(大津市)から | 約1時間15分 |
営業期間・定休日
営業期間:通年
定休日:毎週火曜日 ※祝日は営業
設備
宿泊のキャンプ・デイキャンプ・温泉・アクティビティ・食事・買い物など、さまざまなスタイルで楽しめる設備が充実しています。
キャンプサイト(宿泊)
宿泊できるキャンプサイトは、高規格なAサイト、中位のBサイトの2つのタイプがあります。
Aサイト | Bサイト | |
基本料金 | サイト使用料:5,500円 衛生管理費:110円/1名 | サイト使用料: 平日 3,800円 土日祝 4,700円 |
人数・車両数 | 車1台・5人まで | 車1台・5人まで |
電源 | 各サイトにあり | B9~B15は電源有り ※使用の有無に関わらず料金(1,100円/1泊)必要 |
オプション・ 追加料金 | ・電源使用料:1,100円/1泊 ・6人目以降:880円/1名 ・車2台以降:1,100円/1台 ※サイト内に留める場合のみ ・テント2張り目から:1,100円/張 ・時間(アーリー/レイト): 880円/1時間につき ※要問合せ | ・6人目以降:770円/1名 ・時間(アーリー/レイト): 770円/1時間につき ※要問合せ |
チェックイン | 午後2時 | 正午12時 |
チェックアウト | 午前11時 | 午前11時 |
設備 | 炊事場・トイレ・電源・野外炉を各サイトに完備。 テーブル&ベンチもあり。 | 炊事場・トイレは共用。 一部電源あり。 |
Aサイトは便利・快適さ、Bサイトはコスパの良さと2時間早くチェックインできるのが魅力です。
子供や高齢者は、Aサイトだと安心安全かも。
デイキャンプ(日帰り)
木津川沿いでBBQを楽しめるデイキャンプのサイト。
備え付けのテーブルとベンチも利用できます。
テントは使用不可、車での進入はできません。
デイキャンプサイト | |
基本料金 | サイト使用料: 【平日 】 大人 (13歳以上) 600円 小人(3歳以上、12歳以下) 300円 【土日祝 】 大人 (13歳以上) 700円 小人(3歳以上、12歳以下) 400円 |
人数 | ・大人のみ(友達同士)でのご利用は4名まで。 ・家族同士でのご利用は2家族まで。 |
車 | 車進入禁止 |
チェックイン | 夏季:午前9時 冬季:午前10時 |
チェックアウト | 夏季:午後5時 冬季:午後4時 |
島ヶ原温泉「やぶっちゃの湯」
キャンプサイトから徒歩数分で行ける場所に、日帰り入浴施設。
大浴場・露天風呂・源泉風呂があり、ミネラル豊富なとろとろの湯でリラックスできます。
営業時間 | 10:00〜21:00(受付終了 20:30 ) |
定休日 | 火曜日(祝日の場合は営業) |
料金 | 大人 800円 小人(3~12歳)400円 シルバー(70歳~)640円 |
施設 | レストラン、ジュースバー、お土産処 |
キャンプ場利用者は、当日のみ有効の100円割引券をもらえます。
1度入浴料を払えば、その日の営業時間内なら何度でも入浴可能です。
食事処「里山料理 どんど」
やぶっちゃ内に併設のお食事処で、伊賀牛など、伊賀の食材を使ったメニューを楽しめます。
営業時間 | 平日 11:00~14:30 ※ラストオーダー 14:00 |
土日祝 11:00~20:00 ※ラストオーダー 19:30 | |
定休日 | 火曜日 ※祝日の場合は営業 |
その他、完全予約制の展望お座敷「やぶいり」という、和会席を楽しめる個室もあります。
農産物直売所「野良じまん」
温泉の敷地内の一角に、新鮮な農作物を直売所があります。
地元伊賀米や、新鮮な野菜を直売。
営業時間 | 9:00~17:00 ※冬季は16:30まで |
定休日 | 火曜日 ※祝日の場合は営業 |
アクティビティ
キャンプ場には、温泉のほかさまざまな体験・遊べる設備があります。
- パターゴルフ:9ホール
- グラウンドゴルフ:8ホール
- テニスコート
- 水遊び場(夏季のみ)
- バッテリーカー
- 芝生広場
汗をかいたらすぐに温泉で流せるのが嬉しい!
島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場公式HPはこちらから
キャンプ+温泉|1泊体験レポート
ここからは、実際に先日母と2人でキャンプしてきた時の模様をレポートします。
温泉が注目されがちな島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場ですが、キャンプ場自体も広々とした自然豊かな所でした。
名古屋から1泊2日、高規格なAサイトを利用しました。
道の駅「お茶の京都南山城村」へ寄り道
道の駅が大好きな母の希望で、キャンプ場にチェックインする前に、近場の道の駅に立ち寄りました。
向かったのは、キャンプ場に一番近い場所にある「道の駅 お茶の京都みなみやましろ村」。
キャンプ場から車で11分程の場所です。
買い物とランチでのんびり過ごす
Aサイトのチェックイン時間が14時。
時間が結構あったので、こちらの道の駅でお土産をジロジロ見たりランチをして、ゆったり過ごしました。
この道の駅は京都に入るので、お茶関係のものが豊富。
京都だからか、販売されているものも垢抜けている印象。
カレーと茶そばのセットを注文。副菜やサラダ、写真では隠れていますが、デザートも付いていました。
自由に飲めるお茶が、超美味でした。さすが京都。
キャンプ場チェックイン⇒Aサイト(No.14)へ
予約時に希望のサイトNOを伝えることもできるようですが、あえてお任せで予約。
チェックインの際に指定されたのは、14番のサイトでした。
1か所だけ離れてて、予約時にこのマップを見て気になっていた14番。
温泉へ一番近く、目の前にある管理棟の水洗の洋式トイレが利用できるとのことなので、母のためにもここがベストかなと。
ちなみに、この日は14サイト中9サイト埋まっていました。
そしてサイトに到着。
かなり広々としているし、片側が斜面になってプライベート感があり、良い印象です。
すぐ目の前には管理棟。
朝晩夜中にトイレに行きたくなっても、安心です。
管理棟横には、自販機もあるので超便利。
いつでも飲み物が買える安心感はいいですね。
テントとタープを設営
1人でも2人でも、設営する内容は一緒。
ビジョンピークスのテント「ランドライト」と、テンマクデザインのタープ「ムササビウイング」。
母が増えたことで、チェアだけ1つ追加で持っていきましたが、コンパクト性重視の安いチェアで座り心地が悪く、少し疲れました。
やっぱりコールマンのコンパクトフォールディングチェアは使い心地と使い勝手がよいなと、改めて実感。
筆者の装備がソロ~2人向けなので、サイトの広さはかなり余裕あり。
1人でタープの小川張りをすることも、慣れてきました。
サイトに炉も設置されていましたが、サイトのフチの方に配置されていたので、焚き火台を使用。
今回初めて導入したものは、トランクカーゴケースと、焚き火台の下に敷くシートです。
キャンプ中小物で散らかってしまいがちでしたが、ケースに何でもポイポイ入れておけるので、かなり見た目が改善されました。
テーブル代わりにもなるし、耐荷重が100kgなので座ることもできて超便利。
サイト横の階段から温泉へ
設営がひと段落し、夕飯の前に温泉へ。
食べて飲むとお風呂に行くのが面倒くさくなるので、前に済ますのがベターです。
筆者の14番サイトと管理棟の間の道から、やぶっちゃの湯に抜ける階段があります。
登りは少しだけ大変ですが、距離が短いので問題なし。
途中で脇へ入る分岐があり、キャンプ場の敷地内をお散歩できます。
母は軽い気持ちで散歩コースに入り、サイトに戻ってこれず道に迷ったそう。
日曜の夕方の温泉は、非常に混んでいました。
出る時には減って来たので、16時頃がピークだったようです。
トロットロで最高の温泉でした。肌もつるつるに。
以前福島県で入った温泉のトロトロさに感動したのですが、こちらもかなりの良質の湯でした。
高齢の母も感激。
温泉を出る時に手の甲にスタンプを押してもらえば、当日中なら何度でも入浴可能なので、また入りたいなら忘れずに押してもらいましょう。
BBQと焚き火を楽しんで就寝
地元で食材をすべて購入してカットしてきたので、すぐにBBQを開始。
カルビを買ってきたのですが、途中で寄った道の駅に鹿肉が売っていたので、そういうのを試すのもアリだったなと思いました。
いつもソロばかりで使うことがほとんどない、ユニフレームの焚き火台。
こちらのキャンプ場で購入した薪が少し長めだったので、これくらいのサイズの焚き火台の方が安心です。
いつものソロの焚き火台だと、ちょっと使いずらいかも。
薪の値段は450円なので、コスパはよいです。
ガスバーナーを忘れて朝から炭火をおこす
忘れ物常習犯の筆者の今回のやらかしは、ガスバーナーを忘れたことです。
後片付けのことを考えると、朝から炭火をおこしたくないので、いつも必ずバーナーを持参。
これは痛恨のミスでした。
コーヒーも飲めず朝食も食べれないとなると、キャンプの良さの1/3が失われてしまう気がするので、仕方なく炭火をおこすことに。
前の晩に少し湿ってしまったせいか、なかなか着火しなかったけど、何とかコーヒーと雑炊を作りました。
優雅には過ごせなかったけど、この不便さもキャンプっぽい。
併設の農産物直売所で買い物
撤収してチェックアウト後、やぶっちゃの湯に併設の直売所に立ち寄りました。
母は野菜を、筆者はハチミツを購入。
どれもお値打ちで、家で食べてみましたが、とても新鮮で美味しかったです。
ポポーという、初めて見るフルーツを発見。
結構うるんで黒くなっているので、買ってみようかかなり悩んでいたところ、横からおばあちゃんに持っていかれてしまいました。
家に帰ってからポポーが何なのか気になり検索。
- アメリカ東海岸の中北部地帯が原産地
- 独特の香りがあり
- まったりとした食感
- マンゴーとバナナをミックスしたような味
- 果肉はクリーム状で、「森のカスタードクリーム」と呼ばれる
美味しそうじゃん!100円なのに何故ためらったんだ私!
気になったものは、すぐ購入しましょう。
JRの線路が近くを通っている点に注意
キャンプ場の雰囲気も温泉も良かったのですが、1点気になることも。
他の方もブログなどでコメントしていたので知っていましたが、すぐ近くにJRの線路があり電車が通ります。
頻度はそれほど高くないですが、夜は少しだけ気になりました。
喧騒から離れて自然の中を楽しみたい方は、一瞬現実に引き戻されるかも
ちなみに、母は全く気にならなかったらしいので、個人差が出るところです。
まとめ|良質の温泉に入れる快適なキャンプ場でした
今回の「島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場」のAサイトを利用した感想をまとめました。
- 名古屋からほど良い距離感で行きやすい。
- キャンプ場までの道・キャンプ場内の道がは、ともに舗装路で走りやすく、「対向車とすれ違えない狭い道」を走る必要がないのが嬉しい。
- 近場に道の駅があるので便利。
- グループキャンプの数の制限などがされているおかげか、全体的に落ち着いたキャンパーで静かに過ごせた。
- 流し台がサイト内にあると、やっぱり便利。
- 温泉は激混みだったけど、泉質が素晴らしかった。
- 近くを通る電車は、気になる人には気になるかもというレベル。
唯一気になる「電車が通る」ことを差し引いても、アクセス・温泉・直売所や道の駅での買い物が良かったので、また行きたいキャンプ場の1つになりました。
「島ヶ原温泉やぶっちゃキャンプ場」の利用を考えている方の参考になれば嬉しいです。
それでは、よいリフレッシュを!
※掲載時の情報です。お出かけの際は、最新情報をご確認ください。