名古屋から気軽に行ける距離にあり、日帰りでの旅にもぴったりの京都。
見どころが多く、何度もリピートする方も多いですね。
今回は、名古屋から京都へ日帰り旅行をするのに、理想的な交通手段を調査しました。
この記事でわかること
- 公共交通機関で名古屋⇔京都を往復する方法各種
- 「料金・かかる時間・快適さ」のバランスがよい方法
- JRの日帰りツアーも良さそうなので紹介
京都へ日帰りひとり旅をしたくなった筆者が、自分にベストな方法を調べた備忘録です。
公共交通機関で名古屋から京都往復する方法
名古屋ー京都間を移動するには、以下の3つの方法があります。
- 新幹線(通常/ぷらっとこだま)
- JR在来線
- 高速バス
その他、近鉄を利用することもできますが、あまり一般的ではない(メリットがない)ようなので除外しました。
それぞれメリット・デメリットがあるので、時間・快適さ・料金などで自分に合う手段を選びましょう。
筆者は、バランス重視派です。
結論:新幹線+高速バスの組み合わせがバランス◎
日帰りで旅行をするうえで、交通手段には以下の願望がある筆者。
- 往復のアクセスで時間をかけ過ぎたくない
- 若者ではないので、体力も消耗したくない
- やっぱり安いにこしたことない
今回の調査で、時間・快適さ・料金の3つのバランスが一番取れる交通手段は、以下の方法だと結論づけました。
行き:新幹線(通常)
帰り:高速バス(できたら早割り)
具体的に、それぞれの交通手段を比較してみます。
各種アクセス方法の比較
各種アクセス方法を具体的にシミュレーションし、以下の内容をピックアップして比較。
- 料金
- 移動にかかる時間
- 京都に到着できる時間
また、調べた料金や時間は、以下の状況を前提としました。
- 大人ひとり
- 9月の最終日曜日
- 朝7時頃 名古屋駅発
- 夕18時頃 京都駅発
- 新幹線は普通車(指定席)で現金購入
※ICカードやスマートEXなどで購入の場合、料金が変わります。
往復:新幹線(通常)
最もスピーディー&快適に移動できる新幹線。
のぞみ・ひかり・こだまから好きな列車を選べます。
お金をかけられるなら、ベストな選択肢です。
項目 | 往復:新幹線(通常) |
ルート | 行き/名古屋駅ー京都駅 帰り/京都駅ー名古屋駅 |
料金 | 合計 11,400円 行き/5,700円(指定席) 帰り/5,700円(指定席) |
かかる時間 | 行き/34~46分 帰り/34~52分 |
予約・きっぷの変更 | 使用開始前で有効期間内のチケットであれば、1回に限って手数料なしで変更可能。 2回目以降は、払い戻しのうえ買い直しが必要。 |
キャンセル | 手数料を差し引かれた分を払い戻し可能。 【乗車券】 使用開始前で有効期間内の場合、手数料220円 【指定席特急券】 出発日の2日前までは手数料340円 出発日の前日~出発時刻までは手数料30%(ただし最低340円) |
メリット | 移動時間が短くなる。 手数料なしで、乗車する便の変更を1回までできる。 快適。 |
デメリット | 料金が最も高い |
自由席の場合、片道530円安くなりますよ。
往復:新幹線(ぷらっとこだま)
通常料金よりお値打ち価格で新幹線に乗れる、JR東海ツアーズの旅行商品「ぷらっとこだま」。
JRの駅で販売していないので、予約してチケットを入手しておく必要があります。
項目 | 往復:新幹線(ぷらっとこだま) |
ルート | 行き/名古屋駅ー京都駅 帰り/京都駅ー名古屋駅 |
料金 | 合計 9,200円 行き/4,600円(指定席) 帰り/4,600円(指定席) |
かかる時間 | 行き/51分 帰り/52分 |
予約 | 前日までに要予約。 |
予約・きっぷの変更 | 予約後のきっぷの変更は不可。 |
キャンセル | 出発の10日前より発生。 11日目以前 無料 10日目~8日目 20% 7日目~前々日 30% 前日 40% 当日の旅行開始前までに連絡 50% 当日旅行開始後または無連絡 100% |
メリット | 新幹線(通常)より15分前後時間がかかるだけで、JR在来線や高速バスより格段に速い。 1ドリンク引換券がもらえる。 快適。 |
デメリット | 一番早い便で08:43発、09:34着。 別の便に変更したり、座席を変更したりできない。 |
完全指定席性、途中下車不可などの特徴もあります。
旅のスタートが遅くなるのがネックに。片道だけ新幹線に乗りたいなら利用価値あり。
往復:JR在来線
新幹線よりはるかに安い交通手段。
乗り換えも1度なので、意外と面倒くさくない印象です。
項目 | 往復:JR在来線 |
ルート | 行き/ 名古屋駅ー米原駅で乗換ー京都駅 帰り/ 京都駅ー米原駅で乗換ー名古屋駅 |
料金 | 合計 5,280円 行き/2,640円 帰り/2,640円 |
かかる時間 | 行き/2時間13分 帰り/2時間10分 |
特記事項 | 新快速を利用。 特急券は不要で、乗車券のみで乗車可能。 |
メリット | 高速バスより20~30分程早い。 高速バスほどではないが、かなり安い。 |
デメリット | 乗り換えを1回しなければならない。 往復割引がない。 |
予約なしで駅で購入できるので、思い立ったらすぐ京都へ向かえます。
往復:高速バス(名神ハイウェイバス)
最もお値打ちだけど、最も時間もかかる交通手段。
「早売り」などの割引で購入したら、とてもお得。
項目 | 往復:高速バス(名神ハイウェイバス) |
ルート | 行き/名鉄バスセンターー京都駅中央口 帰り/京都駅中央口ー名鉄バスセンター |
料金 | 合計 往復割引で購入 4,680円 早売りで片道ずつ購入 4,000円 ※片道のみ購入の場合 2,600円(通常) 2,000円(早売り割) |
かかる時間 | 行き/2時間47分 帰り/2時間26分 |
予約について | ・電話、高速バスネット(Web) ⇒始発バス停出発時刻の2時間前まで ・コンビニでの直接購入 ⇒始発バス停出発時刻の1時間前まで ・JRバス・名鉄BC・主な旅行会社の窓口 |
予約・きっぷの変更 | 購入場所、決済方法、タイミングにより違いあり。 |
キャンセル | 購入場所、決済方法、タイミングにより違いあり。 |
特記事項 | 早売(割引チケット)は、バス会社窓口と高速バスネットでのみの取り扱い。 運行会社:JR東海バス、西日本JRバス、名鉄バス、名阪近鉄バス |
メリット | 最も料金が安い。 乗り換え不要。 |
デメリット | 時間がかかる。 一番早い便で名古屋07:00発・09:47京都到着のため、京都観光のスタートが遅くなる。 |
早売1は、平日だと1,400円とさらにお値打ちになります。
平日に往復高速バスにしたら、1泊の宿代をまかなえそう。
【筆者的ベスト】 新幹線+高速バス
ここまで調べた方法で、最も時間・快適さ・料金のバランスが良いと感じる組み合わせ。
スタートは早めに京都へ到着したいし、体力も温存しておきたいので新幹線(通常)を利用。
帰りはのんびり寝て帰る&コストカットのため、高速バスを利用です。
項目 | 行き:新幹線(通常) 帰り:高速バス |
ルート | 行き/名古屋駅ー京都駅 帰り/京都駅中央口ー名鉄バスセンター |
料金 | 合計 8,300円(通常の場合) 7,700円(早売り割の場合) 行き/5,700円(指定席) 帰り/2,600円(通常) 2,000円(早売り割) |
かかる時間 | 行き/34~46分 帰り/2時間26分 |
メリット | 費用を抑えながら、疲労度も下げれる。 行きの乗車時間が短く快適なため、移動で疲れない。 到着が早いため、京都で早い時間から行動できる。 帰りも乗り換え不要なので、気楽に帰れる。 |
デメリット | 帰りのバスの時間が決まっているので、新幹線やJR在来線に比べ自由度が低い。 名古屋に到着の時間は遅めになる。 |
フレキシブル性重視なら、帰りは予約不要な「JR在来線」にするのもアリです。
JRの新幹線日帰りツアーの選択肢もGood
JR東海は、新幹線の往復チケットのセット商品を、お値打ち価格で提供しています。
新幹線で京都へ日帰り旅行するなら、「ずらし旅」という新幹線往復プランがコスパGood。
JR東海の「ずらし旅」とは
定番の場所やタイミングをずらして、のんびり新しい体験をする旅をしようというコンセプトのツアー商品、ずらし旅。
新幹線の往復チケットだけでもお値打ちな価格に設定されていますが、さらに選べる体験クーポンも付いているお得なセットです。
名古屋⇒京都日帰りのずらし旅
JR東海のずらし旅プランを利用した場合の詳細はこちらの通り。
項目 | 京都日帰り ずらし旅 |
ルート | 行き/名古屋駅ー京都駅 帰り/京都駅ー名古屋駅 |
料金 | 合計 9,100円 ※往復 新幹線(指定席) ※選べる体験クーポン付き |
かかる時間 | 行き/44~50分 帰り/34~52分 |
メリット | ぷらっとこだまで往復より安価なうえ、体験クーポンがもらえる。 早い&快適。 |
デメリット | 指定の列車・座席に限り有効。乗り遅れの場合などは、チケットの再購入が必要。 |
お気に入りの選べる体験があったら、非常にコストパフォーマンスの高い商品です。
京都でできる体験の例
選べる体験にはどのようなものがあるのか、一部ピックアップしてご紹介します。
嵐電1日フリーきっぷ+レンタサイクル+選べる商品1点
嵐山から少し離れた奥嵯峨エリアでずらし旅。
体験に含まれるもの
- レンタサイクル2時間利用
- 嵐電1日フリーきっぷ
- 京都嵯峨嵐山かみ舎楽で、選べる商品1点
伏見酒飲み比べ3種+京阪電車 京都エリア1日乗車券
日本酒のまち伏見や、おとなりの宇治・石清水八幡宮など、京都の穴場を満喫。
体験に含まれるもの
- 「ずらし旅限定のきき酒3種」、もしくは「酒まんじゅうとお飲み物セット」から選択
- 京阪電車 京都エリア1日乗車券【乗り降り自由】
宇治「興聖寺」写経体験+御朱印
曹洞宗最古の修行道場「興聖寺」で、心静かに写経体験。
体験に含まれるもの
- 拝観料
- 写経体験料
- 御朱印(書置き)
その他の体験は、こちらの「選べる体験一覧」からチェックしてみてくださいね。
まとめ|京都は名古屋から日帰りでかなり気軽に楽しめる
名古屋から日帰り圏内なのは知っていたものの、なぜか少しハードルを感じていた京都の旅。
調べてみると、時間もそこまでかからない交通手段や、お値打ちな行き方もあるとわかりました。
京都は見どころが多く、何度訪れても楽しめる魅力的な街。
ぜひこれからは、気軽に日帰り旅を楽しんでみようと思います。
それでは、皆さまもよいリフレッシュを!
※掲載時の情報です。お出かけの際は、最新情報をご確認ください。