名古屋から日帰りができる初級者向けの山を探しているなら、「多度山」がおすすめです。
様々なコースがあり、山頂からの眺望も気持ちがよく、アクセスも便利。
最近トイレがリニューアルされたとの情報を得たので、久しぶりに先日行ってみました。
登山レポートと共に、多度山ハイキングの魅力をお伝えいたします。
この記事でわかること
- 多度山の紹介と魅力6つ
- 登山レポート/「健脚コース」⇒ 山頂 ⇒「瀬音の森コース」
- リニューアルされたトイレについて
この記事を書いている私は、 日帰り低山のゆる登山派ですが6年ほど経験あり。今年こそお泊り登山に挑戦しようと計画中。
多度山は色々な条件を満たしている魅力的な低山
休日にほどよく体を動かし、リフレッシュしたい。
そんなあなたにピッタリな理由を、6つお伝えしていきます。
コースが豊富にある
多度山はハイキングコースが数多く整備されています。
体力や時間に合わせて選べるのが嬉しいですね。
勾配があるコースから緩やかなコースもあるので、ハイキングでもトレランでも楽しめます。
名古屋から車でのアクセス良し
名古屋の中心から高速で40分、下道で1時間15分くらいで付近の駐車場へ行けます。
駐車場も多度大社付近に何か所かあり、登山者用の広々としたところもあり便利。
物足りない場合は「石津御嶽」へ足を延ばせる
多度駅近くにある「多度山ポケットパーク」に車を駐車し、多度山から隣の石津御嶽、石津山へ縦走することもできます。
石津御嶽登山口へ下り、石津駅から養老鉄道で多度駅に戻ってくるルートどりも面白そうです。
ちなみに上のマップのルートの場合、標準で以下の行程となります。
山行:12.9Km 6時間20分(休憩含まず)
山頂に綺麗なトイレがある
山頂にあったトイレが古くなってしまったため、2022年4月にリニューアルされました。
太陽光パネルと風車を使った電力を補い、汚水処理をするシステムの水洗トイレです。
多度大社を参拝できる
763年に創建され、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と謡われ篤い信仰を受けてきた、歴史ある神社です。
上げ馬神事 (あげうましんじ)という祭事でも有名です。
近くに温泉がある
多度大社前駐車場から車で4分ほどの距離に、「神馬の湯(しんめのゆ)」という温泉施設があります。
展望露天風呂や岩盤浴も完備です。
地元の山と海の幸を堪能できる食事処も併設されています。
多度山の実際に歩いた3つのルート
たくさんコースのある多度山ですが、筆者が今までに歩いたコースは2パターンです。
コースMAP
- 往路:健脚コース 復路:中道
- 往路:健脚コース 復路:瀬音の森コース
健脚コース、中道、瀬音の森コースについて
今まで歩いた各ルートについての所感です。
健脚コース
程よく整備されており歩きやすいですが、他のコースと比べて勾配があります。
2回登りで歩きましたが、ほぼ人と会いませんでした。ベンチも数か所あるので休憩をしやすいです。
眺望はほとんどありません。
中道
桑名公式サイトでは「コース」としては紹介されていませんが、ヤマレコのコースマップには含まれていたので歩きました。
他のコースより少し険しいですが、平日でも数人とすれ違ったため、そこそこ使われている登山道のようです。
途中でベンチがなかった(はず...)ので、休憩がしにくいです。
歩いたコースの中で一番ワイルドな雰囲気でした。
健脚コース
緩やかで歩きやすいけど、とても長いコースです。
どちらかと言うとトレランで来たいと感じる、走りやすい道。
沢のせせらぎを聞きながら自然の中を緩く歩ける癒しのルートです。
トイレが近い筆者には、水の音が尿意を刺激してくるので困りましたw
多度山のハイキングレポート
今回レポートするのは、「健脚コース」で登り、「瀬音の森コース」で下るルートです。
多度大社前駐車場を利用。
平日だったので無料でした。
トイレもあるので便利です。
参考標準タイム
距離:10km 時間:4時間35分(休憩含まない)
多度大社近くの駐車場からスタート
多度大社の入り口すぐ横にある駐車場からスタート。
すぐ横が多度大社なので、朝の人が少ない時間帯に参拝をすると静かで気持ちよいですね。
多度大社を通り過ぎ、鳥居をくぐらず左へ曲がります。
駐車場があり、奥へ続く道を進みます。
道なりに進むと、右手に駐車場が見えてきます。
左手には愛宕神社と「健脚コース」登山口があります。
登り:健脚コース
健脚コースから山頂を目指します。
よく整備されて歩きやすい道です。
コースの中でも距離が短めで勾配が結構あります。
「〇合目」という札も立っていて、登山気分に。
7合目のベンチが絶妙な位置にあってありがたいですね。
ほぼ道に迷うポイントはないのですが、山頂に近づくあたりで間違えそうな分岐があります。
1つ目が、石積みがある場所です。右に進みましょう。
分岐2つ目です。こちらも右に。
地図を見て確認しながら進みましょう。
分岐を右に進むとすぐに広場に出ます。
山頂で昼食をとる人が多そうですが、筆者はここで食べています。
広々として人がおらず静かで、のんびりできますよ。
ちなみに、多度山はバーナーなどの火気厳禁なのでご注意です!
広場を奥へ進んで行くと、アスファルトの道へ出ます。
そのまま進むと神社があり、展望所(山頂)が見えてきます。
多度山山頂
山頂(403m)到着です。
眺望がとても良く、名古屋方面の濃尾平野が一望できます。
山頂から下る階段があり、下りてみます。
左手に広場があるので行ってみましょう。
奥の方にゴキゲンな絵柄の建物があります。
近づくとトイレでした!
なんと壁にはサイネージが!
山頂で!
男性用と
女性用があります。
入ったらとても綺麗でビックリ。
床はウッド柄カーペットが敷いてあり、スリッパに履き替えた方がよいレベルでした。
水洗トイレで、もちろん匂いもゼロでありがたいです。
下山:中道と瀬音の森コース分岐へ
トイレのある広場を出発し、下山します。
健脚コースへと瀬音の森コースの分岐があるので、右の瀬音の森コースへ進みます。
途中、道の真ん中で大きなハチがブンブンしていたので、刺激しないよう静かに進みましょう。
まだ使ったことないのですが、私はハチに刺された経験があるので、スプレーを持っています。
しばらく進むと、中道と瀬音の森コースの分岐が現れます。
以前来た時は、左に曲がって中道で下山しました。
3コースを歩いた中で、一番険しいコースで(と言っても少しですが)楽しかったので、今度は登りで歩いてみようと思います。
下山:瀬音の森コース
今回は右に曲がって瀬音の森コースへ。
序盤で結構よい休憩ポイントがありました。
次回はここでお昼ご飯もよいかなと考えています。
散歩気分で歩ける気持ちのよいコースです。
3コースの中で一番人とすれ違いました。
1人用のベンチ。なんか可愛い。
トイレが右手に見えてきました。
この辺りは、夏に川遊びができるようです。
このトイレまで来ると、残りあともう少しです。
地図で「ここにも駐車場あり」と表記した場所に出ました。
多度大社前駐車場がいっぱいの時は、こちらを利用しましょう。
まとめ/参拝・登山・お風呂で充実した休日を過ごせる多度山
いろいろな魅力が詰まった多度山。
多度大社でプチ観光し、程よく体を動かし、最後はお風呂に入り美味しいものを食べる。
名古屋から日帰りでき、充実した休日を過ごすのにおすすめの場所です。
それでは、良いリフレッシュを!