3泊4日の島根一人旅3日目は、出雲を離れ、松江方面へ移動します。
テーマは「芸術」「歴史」「癒し」。
日本庭園で有名な足立美術館と、国宝松江城を観光し、しんじ湖温泉に入ります。
この記事でわかること
- 出雲大社とセットでまわる、車なしの観光ルートの一例
- 出雲からの移動を含め、1日でどれくらい松江周辺をまわれるかの目安
効率的に行動するには、下調べが大事!
3日目の観光ルート
3日目は、朝早めに出雲を出発し、電車で足立美術館の最寄り駅「安来」へ移動します。
足立美術館鑑賞後は、電車で松江へ移動。
お昼ご飯を食べてから、松江城を観光です。
バスで「しんじ湖温泉駅」へ移動し日帰り入浴をしたら、松江駅周辺で夕飯を食べ、ホテルにチェックインします。
出雲から足立美術館へ
前日にコンビニで買っておいたパンで軽く朝食を済ませ、6:40頃チェックアウト。
これから向かう足立美術館、日本庭園で有名な美術館です。
筆者は島根のことを調べるまで知りませんでした...。
日本庭園の最高峰とされ、「日本庭園ランキング」で連続して1位に選ばれています。
また、横山大観を中心とした日本近代絵画のほか、陶芸や彫刻などのコレクションも豊富です。
安来駅でコインロッカーに荷物を預ける
出雲駅から安来駅までは、JRで1時間20分ほど。
8:30頃安来駅に到着し、少しでも身軽で行動できるよう、コインロッカーに荷物を預けます。
しかしここのコインロッカー、500円にもかかわらず、100円玉しか受け付けてもらえません。
諦めかけたその時、駅構内にあるミニ観光案内所でも荷物預かりをしている看板を発見しました。
500円をおばちゃんに渡し、番号札をもらい、駅前のバス乗り場へ移動します。
無料シャトルバスで足立美術館へ
足立美術館へは、無料のシャトルバスが出ているので便利です。
25分に1本くらいのスパンで、定員は25名。
先着順で予約はできません。
筆者は始発の8:50に乗車したいけど、席が空いているか不安でした。
心配をよそに半分くらい空席で、無事乗車。
土日祝や繁忙期は、次のバスになる可能性なども考慮しておいた方が無難かもですね。
足立美術館でお庭鑑賞
足立美術館に到着後は、入口カウンターで、復路(安来駅に戻る)の無料シャトルバス整理券をもらっておきます。
整理券があれば確実に乗れるので、安心ですね
足立美術館、広々としたお庭は隅々まで手入れが行き届いており、とても綺麗でした。
建物の窓を額縁として見立てた作りなど、見せ方も面白いですね。
ミラーレス一眼で庭園を撮影する目的もあったのですが、遠くから眺めるという作りなため、私のカメラ環境とスキルでは、フォトジェニックな写真を撮れなかったのは残念でした。
横山大観の「紅葉」という作品が観たかったのですが、生憎展示期間ではなかったのも、残念な要素のひとつ。
観れる作品をチェックして行くのがおすすめです。
ミュージアムショップでお買い物
美術館で筆者が楽しみにしていることの1つが、ミュージアムショップです。
今回は、美術館では鉄板の「しおり」を購入。
本をそんなに読まないうえ最近は電子書籍が多いのに、つい買ってしまいます。
ベッドサイドに有孔ボードを設置したのに何も飾っていないので、ポストカード用フレームとポストカードを3枚購入。
簡単に飾る絵を切り替えれて便利そうです。
足立美術館から松江へ
足立美術館の後は松江に移動し、「松江城観光」と「日帰り温泉」と「夕飯」を済ませたいので、速やかに行動です。
無料シャトルバスで安来駅へ
2時間半くらい美術館で過ごし、12時のシャトルバスに乗車。
安来駅で預けた荷物をピックアップし、JRで松江駅へ移動します。
結構展示物が多いので、本当は3~4時間くらいあった方がいいかも
松江駅でランチ
松江駅に到着したのは13:20。
松江城へ少しでも早く到着したいので、荷物をコインロッカーに預けて駅に併設の飲食店でお昼を食べます。
出雲で食べた割子そばが美味しかったので、今回もおそば屋さんをチョイス。
「出雲そば たたらや」で、割子そば定食を注文。
おそば2段、だし飯、しじみ汁のセットです。
おそば自体は美味しかったのですが、薬味が付いているだけだったので、少し物足りなく感じました。
出雲で食べたのは、玉子やとろろなどの具があったので、お楽しみが多かったですもんね。
でも、だし飯としじみ汁が付いているのは充実感ありです。
駅構内なので、時間がない時は超便利。
松江城を観光
松江城周辺は、城下町の風情漂うエリアとなっており、松江歴史館・小泉八雲旧居・武家屋敷などがあります。
今回は時間がないので、松江城のみ観光
松江城は、別名「千鳥城」とも呼ばれ、その優雅な外観から「西の名城」と称されています。
全国で現存する12天守の中の1つで、国宝に指定されています。
松江駅からバスで松江城へ
駅構内で昼食を済ませ、松江駅前のバスターミナルで一畑バスに乗車。
国宝松江城県庁前で降ります。
バスターミナルで停留所がたくさんあって悩みました。調べておきましょう。
筆者は観光する時間が少なかったので普通のバスを利用しましたが、丸一日松江市内の観光をするなら、観光用ループバスの一日乗車券を利用すると良さそうです。
日本の歴史を感じる松江城の内部
靴を脱いで中に入ると、結構な薄暗さとひんやり。
いや、ひんやり通り越して足の裏がめちゃくちゃ冷たいし、懐中電灯が欲しいくらい暗い。
少しでも寒い時季は、厚手の靴下推奨です。
この急階段っぷり、彦根城を思い出します。
柱の古さや傷や、床のギシギシ具合に歴史と趣を感じます。
天守閣最上階からは360度の展望が楽しめ、しんじ湖を一望できます。
名古屋城や大阪城など、内部が博物館のようになっているお城も勉強になって良いのですが、やっぱりこういう昔の状態をそのまま歩けるお城は感性に訴えるものがあります。
松江城からしんじ湖温泉街へ
松江城から見えていた「しんじ湖」の湖畔には、温泉街があります。
旅館やホテルが建ち並んでおり、宿泊できるのはもちろん、日帰り入浴も可能です。
バスでしんじ湖温泉駅へ
松江城からしんじ湖温泉駅までは、バスで7~8分ほどの近さ。
筆者は、松江城を出てすぐのバス停からレイクラインバスに乗ろうと思っていたのですが、のんびりし過ぎて予定していたバスを逃してしまいました。
本数が少なくて、次を待ってらんない
準備不足で、どこにバス停があってどれに乗ればよいか分からず、仕方がないので最初に下車した「国宝松江城県庁前」まで歩いて戻ることに。
そこで松江しんじ湖温泉駅行のバスに乗れるバス停を見つけました。
名古屋と違い停車バス停図がないから、バス停で確認できないのがとても不便。
松江市街はバスでの移動がメインとなるので、バス停や路線について下調べはマストです。
ホテルの日帰り温泉を利用
しんじ湖は、「日本の夕日百選」に選ばれるほど素晴らしい絶景でも有名です。
そんな絶景には目もくれず、温泉を目指します。
夕日は、海釣りでいつも見ているのでスルー
日帰り温泉は、「松江しんじ湖温泉 夕景湖畔 すいてんかく」を利用。
HPの素晴らしい写真が決めてでこちらを訪れたのですが、正直少しがっかりしたポイントがあります。
露天風呂の周囲の植え込み一帯が、虫除けなのか青いネットが張られていて、見た目が残念。
温泉って、雰囲気も大切ですよね。
でも良かったこともありました。
宿泊客は夕飯時なのか、日帰り利用客は夕日を観に行っているのか、最初から最後まで私一人の空きっぷり。
広々とした温泉を貸し切りで、かなり贅沢でした♪
しじみラーメンを食べたくて徘徊
しんじ湖は、温泉とともにしじみが有名。
以前大阪の居酒屋で食べた「しじみラーメン」の美味しさに感動したことがあるので、松江では是非しじみラーメンを食べたいと思っていました。
飲食店が集まるエリアでバスを途中下車
入浴後、予め調べておいたお店へ行くためバスに乗車。
松江駅の手前、飲食店が多いエリアのバス停で下車します。
まずは第一候補の「トタン屋」へ。
店が閉まっている...。
第二候補の「一休」へ。
店が閉まっている...。
候補2件とも開いておらず松江駅のラーメン屋へ
周辺を歩き回りましたが、しじみラーメンを食べれそうなところがなかったので、スマホで調べて出てきた松江駅構内にあるラーメン屋さんに行くことに。
らあ麺ダイニング 為セバ成ル。KAKERUさんに入ります。
しじみラーメン+餃子+生中を注文。
念願のしじみラーメン。
ラーメンの方はあっさりしていて、細麺で食べやすく普通に美味しいのですが...。
大阪で食べたものがあまりにもダシが効き過ぎて感動レベルだったので、ちょっと物足りなかったです。
特に美味しかったのは餃子でした。かなり旨い!
人生初のカプセルホテル
お値打ちなビジネスホテルが予約いっぱいだったので、初めてのカプセルホテルに挑戦。
夜到着して朝早く出発なので、寝るだけだしOKでしょう。
駅で荷物をピックアップしてホテルへ
お腹もいっぱいになり、時刻は21時。
歩行者も少なくなってきので、足早にホテルに向かいます。
駅から徒歩5分ほどで、方向音痴の筆者も迷わず到着。
松江アーバンキュービックルームを利用
女性専用フロアのある、松江アーバンホテルキュービックルームを利用しました。
ラウンジで寛げたり、パウダーコーナー・シャワールーム、ロッカールームがあり、綺麗に管理されています。
アメニティが超充実なのが嬉しい
女性利用者は20~30代が多く、ルームの半分程度の利用率でした。
皆さん一人客ばかりで喋り声一つなく、静寂そのもの。
いびきかいて迷惑かけてないか心配
カプセルホテル利用の感想
予約取りやすいし、料金も少しだけですが安く、清潔かつアメニティ充実なので、夜遅く到着して寝るだけなら利用しやすいと思います。
しかし私は、
- 荷物が多いので、広げて整理したい
- アラームを思う存分かけたい
- 不便さを妥協できるほど安くない
という理由で、旅気分を楽しむなら、せめて普通のビジホがいいなと思いました。
諦めてすぐ寝れるので「疲れが取れる」のは良いポイント。
まとめ|松江周辺は歴史・芸術・温泉など見どころ沢山!
かなり急ぎ足でまわるコースでしたが、日帰り温泉まで入れて、充実感満載の1日でした。
足立美術館は、個人的な趣味の問題ですが、期待していたほどの感動はなかったので、その分を松江の城下町観光や宍道湖岬に立つ島根県立美術館にまわすのもありだったなと思います。
ガラス越しに遠くの庭を眺めるだけであったり、展示されている「日本画」や「陶器」への興味が薄いなどが、私には合っていませんでした。
「由志園」という、山陰最大級の日本庭園に次は行きたいな。
4日目の最終日は、玉造温泉へ立ち寄り、名古屋へ帰ります。
この旅全体のルート詳細や費用をまとめた記事もあるので、移動の具体的な情報はそちらも参考にしてみてくださいね!
前日(出雲観光)の旅のレポートはこちら。
それでは、よいリフレッシュを!
※2024年3月に旅した時の情報です。お出かけの際は、最新情報をご確認ください。