「カラオケで歌うことが死ぬほど恥ずかしくて、一生人前で歌うのは無理だ」と思っているあなた。
筆者も仲間だったので、気持ちがよーくわかります。
カラオケでまともに歌ったことがなかった筆者がヒトカラで初めて採点した結果は、60点台後半~70点くらいと悲惨なものでした。
しかし練習を重ね、現在ではコンスタントに85点以上とれるように。
カラオケの採点でそこそこの得点をとれるようになると、人前で恥ずかしいという意識は薄くなり、カラオケの苦手意識を改善できました。
そこで今回は、歌に自信が持てなくて人前で歌えなかった私が、音痴を矯正して人前でも楽しく歌えるようになった練習方法を解説します。
この記事でわかること
- 人前で歌っても大丈夫だと思えるようになれる、音痴を改善できた実体験とやり方
- 結局は音程が正義。音程をつかみ、チェックする具体的な練習方法
プロのようなテクニカルなアドバイスではないけど、悩んでいた本人だからこそ、具体的かつ再現性のある方法をお伝えできます。
音痴じゃないと思っていたら音痴だった
正直のところ、自分は人前で歌うのが恥ずかしいだけで、歌は下手ではないと思い込んでいました。
自分の実力を知るのは大事だと思い、初めてヒトカラに行ったときに、ICレコーダーで録音してみることに。
家で聞いてみた結果、以下の問題点に気づきました。
- 高音が出ておらず、音程が外れている
- 声に力がなく震えている
- フラットでお経のよう
まごうことなく、音痴くんでした...。
自分のひどい現実を把握したので、家では音程をつかむ練習、ヒトカラで声出しの特訓スタートです。
カラオケ克服の練習1|とことん音程をつかむ
歌を上手く歌えるようになるために最優先で練習する項目は、正しい音程で歌えるようになることです。
カラオケの採点でも、85点くらいまでは音程をある程度とれていれば、ビブラートなどができなくても達成できます。
ここからは、正しい音程をつかむために効果的だったら練習方法をお伝えします。
カラオケの採点にこだわる理由は、客観的な数字は自信につながるからです。
音程練習|YouTubeを利用
たくさんのカラオケ練習用動画や、ボイストレーナーさんの動画がYouTubeに上げられているので、お気に入りのチャンネルを探しましょう。
私は、以下の2つのパターンの動画を参考にしています。
音程を把握するための動画
楽譜が表示され、音階を目で見ながら音程を把握できるチャンネルはこちら。
音程だけを集中して聞けます。
YouTube『聴くだけ音感トレーニング‐ドレミで歌う楽譜』より
音程バーや鍵盤で確認できるチャンネルも便利なので、利用しましょう。
音程バーだと、音の上がり下がりのイメージをしやすいです。
YouTube『NC ピアノ&カラオケミュージック NCPiano&KaraokeMusic』より
どうしても音程がわかりにくい場合は、楽器のキーボードなどで音を出しながら声を出します。
キーボードを持っていない場合は、スマホのピアノアプリが便利ですよ。
歌い方の解説動画
音程がだいたい覚えられたら、少しステップアップして、リズムやテクニックの解説動画も取り入れましょう。
私の最推しは「みかん先生」です。難しいYOASOBIやAdoさんが歌えるようになります!
YouTube『みかんとボーカルノート』より
音程練習|ヒトカラで特訓
自宅である程度曲の音程を把握したら、実際にカラオケに行って練習です。
ひとりカラオケなら、同じ曲を何十回練習しても大丈夫。とことんやりましょう。
カラオケの機能をフル活用すると、練習もはかどります。
- 音程をしっかり覚えるまでは、ガイドボーカルを入れて合わせて歌う
- 音程バー機能を使用して音程の正確性をチェックしながら歌う
その他、ボイストレーニングのレッスンができるコンテンツもあるので、試してみましょう。
カラオケ克服の練習2|声出し練習
せっかく音程を覚えられたとしても、私は最初正しい音程の「声」が出せませんでした。
高音が出ないため、正しい音程より下がってしまう傾向があり、フラットでお経のようになってしまうのです。
声が出ないだけでなく、声が震えているのも恥ずかしい。
高音が出ない・声が震える問題は、ひとりカラオケに行き歌いまくることで解決しました。
歌うだけでも声が出るようになるとは言え、おすすめのコツもあります。
それは、YouTubeのボイストレーニングを利用すること。
私がお世話になっているのは、「みっちゃんボイトレ」さんです。
YouTube『みっちゃんボイトレ』より
カラオケで歌う前にこちらで発声練習をすると、力みなく声が出やすくなるので、女性の方におすすめです。
男性の方は、「ボイトレ 男性」などで検索して、お気に入りを探してみてくださいね。
カラオケ克服の練習3|自分の歌声をチェック
人前で自信を持って歌えるようになるには、自分の歌声をチェックして改善することが大切です。
自分の力量を客観的にチェックすれば、上達した時に自信へと繋がります。
歌声チェック方法|ICレコーダーで録音
歌に自信がない人の多くは、歌っている自分の声を気持ち悪いと思っている方も多いのではないでしょうか。
ヒトカラにICレコーダーを持ち込んで、歌を録音し、家で聞いてみましょう。
「他の人にはこんな風に聞こえているんだ」と客観的にわかります。
最初は、ビックリするほど下手だし、自分の声も気持ち悪いです。
しかし、歌が上達するまで練習をし、何度も自分の声を聴きましょう。
次第に自分の声に慣れ、これなら人に聞かれても大丈夫では?と思えるようになってきますよ。
スマホで録音も可能ですが、私は断然ICレコーダー派です。
少しでも綺麗に聴こえるように録音して、ガッカリ感を和らげます。
気に入っていたZoomのH1が古くなったので、Sonyに買い替えました。
コンパクトで音質もよく、結構いい感じです。
動画撮影用に購入したZOOMのF1も持っていますが、やはりボタンひとつで簡単に録音できるICレコーダーの方が、カラオケで手軽に使用するには便利です。
歌声チェック方法|採点機能を利用
客観的に自分が音痴なのか判定するのに外せないのは、カラオケの採点機能です。
さまざまな切り口から診断してくれます。
例えばカラオケdam の採点なら、こちらの通り。
- 音程の正確率
- ロングトーンの上手さ
- 表現力(抑揚、しゃくり、フォール、こぶしなど)
- 安定性(震え具合)
- ビブラート(上手さ、回数、タイプ)
- リズム感(タメ⇔走り) など
その中でも、歌下手さんが最も注目すべきは....そう、音程です。
音程の正解率が85%以上になると、「歌下手ではない」と確信でき、自信を持って歌えるようになります。
カラオケ克服の練習4|スクールに通う
ここまで、プロの力を借りずに自力で音痴を改善する方法をお伝えしてきました。
音楽をよく聴けば、ある程度音程をとれる人には、効き目があると思います。
しかし、全く音程が分からない方は、カラオケのレッスンを受けるのも良い方法です。
音痴くんの友人は、どうしても歌わないといけない時のために、1曲だけ集中レッスンを受講しました。
一緒にカラオケに行って聴きましたが、かなり上達していました。
さすがに「歌が上手」とまではいきませんが、本人がカラオケにチャレンジできるようになったのだから、最高の結果だと思います。
以下に無料体験レッスンのあるボーカル教室をピックアップしました。
お試し1回でも、有効なアドバイスがもらえるそうなので、挑戦する価値がありそうですね。
無料体験のある教室 | 場 所 | 強 み |
【シアーミュージック】 | 日本全国に展開 | WEB予約システムで簡単予約。 相性の良い講師を選べる。 |
【椿音楽教室】 | 東京都内200箇所以上 埼玉、神奈川、千葉 | 初心者の方に強い。 全国200箇所以上のスタジオで、いつでもどこでも気ままに受講。 |
【アバロンミュージックスクール】 | 関東:9校 東北:仙台・山形 九州:福岡・久留米 | ボイストレーニングに特化したスクール。 初心者からプロ思考まで幅広い。 |
【ボーカルレッスンMyU】 | 関東:7校、 その他:栄校、心斎橋校、天神校 | 講師を生徒が選べる。 無料レンタルスタジオあり。 |
正直のところ、お金をかける余裕があったら、筆者もいつかボーカルレッスンに通ってみたいです。
まとめ/高得点取れると自信につながる
音痴・恥ずかしさでカラオケに行っても絶対に歌えなかった私が、人前で歌えるようになった練習方法をお伝えしました。
徹底的に音程を聴きこみ、発声練習で歌が上手になったと自分で確信できれば、もうカラオケは怖くありません。
しかもヒトカラは、普通に楽しいしストレス発散になるのでおすすめです。
カラオケが苦手な皆さまも、ぜひヒトカラの練習から始めてはいかがでしょうか。
カラオケで人前で歌えるようになった経緯やコツをまとめた記事があるので、そちらもよかったら参考にしてくださいね。
それでは、よいリフレッシュを!