体力不足をカバーすべく筆者が購入したのは、エバニューの超軽量な以下の3点でした。
- チタンウルトラライトクッカー2RED
- UL/ALUナベ 700
- ウルトラライトチタン Ti570 Cup
どれも軽くて凄くお気に入りなのですが、1つ問題がありました。
一番小さいTi570Cupでも、コーヒーやスープを飲むには大きすぎる。
そこで、手持ちのクッカーの中で一番小さい「Ti570 Cup」の中にスッポリ入る、エバニューのチタンカップ400FDを購入しました。
使い勝手が良くてスタメン入りになったので、その魅力をお伝えします。
この記事でわかること
- エバニューのチタンカップ400FDの魅力とスタメン入りな理由
- エバニューのクッカーのお気に入り(=おすすめ)スタッキング
チタンカップ400FDのスペック
チタンは、軽量でありながら耐久性が高いのが特徴です。
強度はアルミの約3倍もあります。
項目 | 内容 |
素材 | チタン |
容量 | 400ml |
重量 | 50g |
サイズ | 径9.5×深さ5.8cm |
目盛り | 150、250ml |
チタンカップ400FDの特徴
エバニューのクッカーは、軽いだけではなく、その形状にも良さがあると感じます。
筆者はスノーピークの縦長のアルミクッカーも持っているのですが、エバニューの平たい形状の方が使い勝手が良く好きです。
良い点
平べったい形状
お湯が早く沸く
鍋の底が広く火を受ける面積が広いため、熱を効率よく利用することができます。
食べやすい・飲みやすい
浅型は取り分けるお皿としても利用しやすいです。
鍋とお皿の中間的で、万能な形状。
スタッキングしやすい
コーヒーやスープを飲む用として、もともと持っていたシェラカップも使ってみたのですが、スタッキング性の悪さがネックでした。
その点、他のクッカーの中に納まる400FDは重宝します。
拭き取りやすい
登山中は、クッカーの汚れを拭きとることが多いですが、深型に比べて拭き取りやすいです。
先日「アイラップ」という耐熱のポリ袋を知ったのですが、便利そうです。
キャンパーやハイカーの間では、結構知られているのではないでしょうか。
この袋を利用して調理すれば、クッカーが全然汚れないという便利な一品。
熱湯ボイルも冷凍もいけます。
直火にかけることが可能
飲み物が冷めた場合、そのまま火にかけて温め直せるのは嬉しいポイント。
折り畳み式のコップなどではできないことですね。
注意点
フタは付属していない
エバニューの「mulTiDish(マルチディッシュ)」という万能皿を、フタとして利用できます。
また、違うメーカーのものになりますが、TOAKSの「LID-95」というフタもフィットしますよ。
私はフタのつまみ部分が欲しくて、こちらを購入しました。
OD缶(110)が中に入るが上はとび出る
OD缶がきちんと収まらないので、違うものを入れた方が良さそうですね。
バーナーは収まります。
エバニューの他のクッカーとの組み合わせ
筆者が400FDを購入したきっかけは、エバニューの他のクッカーとスタッキングしたいという理由でした。
他のクッカーもまた、かなり気に入っているので、併せてご紹介させていただきます。
「Ti570 Cup」と「ALU ナベ700」とのスタッキング
きれいにスタッキングできる、お気に入りの3種はこちら。
400FDと比較でしながらスペックを見てみましょう。
チタンカップ400FD | Ti570 Cup | UL/ALU ナベ 700 | |
素材 | チタン | チタン | アルミニウム (チタンプラズマ加工) |
容量 | 400ml | 570ml | 700ml |
重量 | 50g | 55g | 106g |
サイズ | 径95×深さ58mm | 外径120(内径110)×高さ61mm | 内径121×深さ60mm |
目盛り | 150、250ml | 160、330、450ml 8oz(236ml)、15oz(444ml) | 180、270、360、540ml |
サイズを数値で見ると分かりにくいですが、3つぴったり収まります。
チタンカップ Ti570Cup
400FDのお兄さん的なカップ。
こちらも超軽量で、400FDだとちょっと小さくて厳しい「カップヌードルのリフィル」が、余裕をもって食べやすいサイズです。
そして、内側にある目盛りが超便利。
リフィルに必要な湯量「330ml」のほか、尾西の白米に入れる湯量「160ml」もついています。
さすが日本のメーカー!
UL/ALUナベ 700
湯沸かしのほか、炊飯、炒め物ができる万能なクッカー。
チタンではなくアルミですが、しっかりしていて軽量です。
チタンプラズマ加工がされているので焦げ付きにくく拭き取りやすい。
チタンは熱伝導率が悪く炊飯や焦げ付く調理が苦手です。
そんなチタンの苦手なことをカバーできるこちらのナベを持っていくと、調理の幅が広がりますね。
各クッカーの目盛りを使った計量まとめ
各クッカーに色々な目盛りが付いていますが、結局どれが何に使えるか混乱します。
そこで目盛りを使って量れるコトをまとめました。
お米を炊く時の参考
そもそもご飯を1合炊くのに、どのくらいのお米と水が必要かを調べました。
また、ソロの場合は1合炊くのは量が多いという方もいると思うので、0.8合も併せて計算しましたよ。
「無洗米」か、「新米」かでも微妙に水の量は変わるので、お好みで調整をしてくださいね!
1合 | 0.8合 | |
お米 | 150g、180ml | 200ml |
水 | 120g、144ml | 160ml |
目盛りを使った計量の例
品目 | 必要な量 | クッカーの種類 |
尾西の白米 | 160ml | Ti570Cup ジャスト! |
カップヌードル (標準カップ) | 300ml | Ti570Cup (330mlを目安に調整) |
カップヌードルの リフィル | 330ml | Ti570Cup ジャスト! |
炊飯「米」 (1人分/0.8合) | 144ml | 400FD (150mlを目安に使用) |
炊飯「水」 (一人分/0.8合) | 160ml | Ti570Cup ジャスト! |
まとめ/軽くて安心の日本製「エバニューのクッカー」でULな登山を楽しもう
クッカーは、スタッキングを考えるとシリーズで揃えることが多いです。
チタンとなると結構な出費となってしまうのもあり、失敗したくないもの。
慎重に選びたいですよね。
エバニューのクッカーは、目盛りも使い勝手が良く、品質も高い日本製。
ウルトラライトな登山の相棒にいかがでしょうか。
本日ご紹介した3種の他、もう1つさらにスタッキングできるクッカーも別記事でご紹介してます。
よろしかったらチェックしてみてくださいね!
それでは、良いリフレッシュを!