初めてのガスバーナー選び、種類がたくさんあってとても迷いますよね。
ガスバーナーってなんか扱いが難しそう...。
って敬遠するほど初心者だった筆者は、様々なサイトを参考にした結果、EPIガスのREVO-3700を選択しました。
と確信を持ち購入しましたが、ガス缶も色々種類があるし、バーナーの使い方やガス缶の捨て方も分からないので、色々調べてまとめました。
「EPIのガスバーナーの購入を検討している」、もしくは「購入したばかりで使い方を調べている」というあなたに、ご参考にしていただける記事だと思います。
EPIガスのバーナーの魅力や使い方をお伝えします。
この記事でわかること
- EPIガスのバーナー「REVO-3700」の魅力と使い方
- EPIガスのガスカートリッジ(ガス缶)は、どう選べばよいのか
- ガス缶の捨て方
EPIガスについて
プリムス、ソト、スノーピークなど数あるメーカーからEPIガスを選択する理由って何でしょう。
筆者の場合、何もわからない初心者目線でランキングを見て、どのサイトでもランキングが高かったからという、シンプル極まりない理由でした。
EPIガスというメーカーについて
これだけ口コミが良く人気商品を出している「EPIガス」は、こんなメーカーです。
- 超老舗メーカー。
- シングルバーナーやランタンの製造をしている。
- もともとはイギリスで生まれたけど、1994年から日本で製造するようになった。
- ガス缶の上にストーブ本体を直結するシステムを最初に開発した。
EPIガスの魅力や特徴
軽量コンパクトなのに高火力なバーナーヘッド
S.F.P.M.(Sintered Fiber Porous Metal)と呼ばれる独自の構造を採用。
髪の毛より細い極細の金属をメッシュ状にした構造であるため、たくさんの炎口があります。
この素材を採用していることで、小さなバーナーヘッドでも高火力を実現しています。
また、ガスが噴出し過ぎるのを抑えられることで、耐風性もあります。
強火からとろ火まで火力調節が可能
マイクロアジャスト機構搭載しており、つまみを回すことで簡単に火力調節ができる。
「REVO-3700」はどんなバーナーなのか
「高火力だから、北アルプスとかの高山に行きたくなっても使えそう」
「口コミの内容が良く、おすすめされている」
という理由であまり深く考えずに買ったものの、改めて調べたらREVO-3700はとても魅力的なバーナーであることが分かりました。
EPIガスのフラッグシップモデルである
販売開始は2006年。ロングセラーの名作です。
日本製であるところにも、安心感がありますね。
火力、火力調整、耐久性などの基本的な性能で安定している
致命的な欠点が見当たらず、総合的な評価が高いです。
口コミには、「8年使っているが故障ゼロ」というのもありました。
登山ギアにおいて耐久性の高さはとても大切です。
トップクラスの高出力
ハイパワーなガス缶を使うと、シングルバーナーとしては非常に高い火力です。
湯沸かしや調理が手早くできるのは、体が冷えることを防ぐことにもつながります。
今は無雪期の低山の山行がメインでも、もし今後3000m級の山や雪山に挑戦したくなった時にも安心して使えますよね。
剛性が高く大き目な五徳
重量は非常に重い方ではないのに、五徳が大きく使い勝手が良いです。
少し大きめのクッカーを乗せても安定するので安心ですね。
ステンレス板を折り曲げて作られているので、作りがしっかりしています。
REVO-3700の使い方
ガスバーナーの使い方を知らなかったため敬遠し、アルコールバーナーを使い続けていた筆者ですが....
使ってみたら超簡単でした^^;
セッティングと点火
①火力調整のつまみが閉まっているか確認
マイナス方向いっぱいまで回っていればOK。
※閉まっていないとガス漏れします
②ガスカートリッジ(ガス缶)のジョイント部に取り付ける
ガス缶のキャップを外すと、ネジ式のジョイント部分が出てきます。
そこに、ストーブ本体のジョイント部分をクルクル回して固定。
ストーブ本体のジョイント部分にある黒いゴム(Oリング)に不備がないことを確認しましょう。
経年劣化による硬化で、ガス漏れすることもあります。
2~3年毎の定期的なOリング交換が推奨されています。
③五徳を広げる
下に垂れているパーツを持ち上げてスライドすると固定されます。
④設置場所が不安定な場合は、スタビライザーを設置する
特に登山での利用の場合、設置場所が不安定なことも多いです。
バーナーの転倒防止策として、スタビライザーを取り付けると安心。
⑤火力調整つまみをプラスに回してガスを出す
ガスを出す量があまり少なすぎても、全開でもNGです。
程よく出しましょう。
⑥点火装置のボタンを押して着火
Revo-3700には点火装置が付いているので、ボタンを押すだけで簡単に着火できます。
ただし、私は心配性なのでライターも念のため持って行ってます。
こちらのライターは、軽量コンパクトで登山で重宝しています。
ちなみに私は、ガス切れの心配がないし、何よりそのカッコよさに惹かれてファイヤースターター(メタルマッチ)も買ったんですが….。
火をつけるのが難しくて諦めましたw
消火と片付け
①火力調整つまみをマイナス方向に回して、ガスを止める
つまみが止まるまで、マイナス方向へしっかり回しましょう。
回りが緩いとガス漏れになる原因となります。
②バーナーヘッドが冷めたら、ジョイント部分を回してストーブ本体を外す
火を消した直後はバーナーヘッドが熱い状態なので、暫く放置して冷めるの待ちましょう。
火器を取り扱う際は、軍手をして作業をすると安心です。
カートリッジ(ガス缶)の種類
初心者さんは、ガス缶にはバリエーションが沢山あって、どれを買えばよいのかちょっと戸惑いませんでしょうか?
筆者は最初よく分からずに、夏の低山の山歩きだというのに、-10℃対応のを買っていたというバカちんでしたw
使用する気温により4種類のタイプがある
ガス缶の中に入っているガスは、3種類(ノルマルブタン・イソブタン・プロパン)で構成されています。
また各ガスは、寒さに弱かったり強かったりの特性を持っています。
配合されているガスの割合によって、寒い気温での火力に違いが出るので、使用温度に対応しているタイプのガス缶を使用しないと、十分な火力を得ることができません。
タイプ | 気候 | 使用最低温度 |
レギュラー | 温暖な気候向け | +10℃ |
パワー | 秋~春 通年使用も可能 | -10℃ |
パワープラス | 秋~春 通年使用も可能 | -15℃ |
エクスペディション | 冬、極寒冷地 | -20℃ |
カートリッジ(ガス缶)のラインナップ
気温に対応したタイプに対して、各種サイズのバリエーションがあります。
レギュラー/使用最低温度+10℃
230レギュラーカートリッジ G-7001
500レギュラーカートリッジ G-7002
パワー/使用最低温度-10℃
110パワーカートリッジ G-7013
パワープラス/使用最低温度-15℃
230パワープラスカートリッジ G-7009
500パワープラスカートリッジ G-7010
エクスペディション/使用最低温度-20℃
190エクスペディションカートリッジ G-7014
カートリッジ(ガス缶)の捨て方
アウトドア用のガス缶って、普段家で使っているカセットコンロ用のガス缶と捨て方が違うのかな?と思ってた筆者ですが、全然同じ扱いがだということを知りました。
ガス缶の捨て方
- ガスを使い切る
- 自治体のルールで、缶に穴を開ける必要があれば開ける
- 自治体で定められている袋に入れて廃棄
ガスを缶から放出する際の注意点があります。
OD缶の主成分になっているガスは空気より重いので、下の方に滞留します。
火の気がなく、風通しの良い所で作業をしましょう。
実は下の方にガスが溜まっていて引火という事態に気をつける必要がありますね。
ガス缶に穴を開ける器具も販売されています。
まとめ/人気のEPIガスのバーナーで楽しい山ごはんを
初心者でも、簡単にアウトドア用のガスバーナーは取り扱うことができます。
目的に合ったガス缶を選んで、楽しい山ごはんライフを楽しみましょう。
山装備のトラブルは命の危険も脅かしかねないですよね。
今回ご紹介したガスバーナーのようなロングセラー商品を手に入れると、ちょっとした安心感にもつながるのでオススメです。
その他、登山の持ち物のおすすめ品がまとめてある記事もありますので、よろしかったらご覧くださいね!
それでは、良いリフレッシュを!
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