先日、父の実家がある福島に行くことになり、ついでに登山をしてきました。
福島には日本百名山が7山もあり、百名山どころか二百名山も三百名山もない愛知県民には、夢のような場所です。
そんな福島で「登山初心者が5~6時間で登れる」「絶景の撮影ができる」というテーマで山を選んでトレッキングをしてきました。
とても素敵な山で癒されたので、トレッキングレポートと共にご紹介します。
この記事で分かること
登山初心者が行く、一切経山と鎌沼トレッキング@福島について
この記事を書いている私は、 日帰り低山のゆる登山派ですが6年ほど経験あり。今年こそお泊り登山に挑戦しようと計画中。
一切経山と鎌沼をまわるルートについて
「浄土平ビジターセンター」を起点に色々な散策路があります。
- 浄土平湿原散策コース 一周約20分のお手軽コース
- 吾妻小富士コース 周遊1時間の火口壁をぐるりと一周するコース
- 桶沼コース 片道約20分の自然探勝路
- 鎌沼コース 約2時間弱、一周約5.1kmの自然探勝路
- 一切経山コース 約3時間少々の登山
太字は、今回私が歩いたルートです。
詳細は浄土平ビジターセンターHPをご参照くださいね。
一切経山と鎌沼をまわることに
最初は「一切経山コース」のみを歩く予定でした。
一切経山の標高は1,949メートルなのですが、車で登ってきた登山口が既に標高1,600mなので、登頂して下りて来た時に思った以上に体力が残ってました。
そこで急遽「鎌沼コース」もプラスしてまわることに。
火山時活動状況と交通規制について
一切経山や吾妻小富士が含まれる吾妻連峰は活火山であり、火山活動が監視されています。
状況により通行規制が行われる場合があるので、計画の際には確認の上お出かけくださいね。
私は下記のサイトを参考にしました。
火山活動の状況 ⇒ 吾妻山の活動状況(気象庁)
福島県の通行規制情報 ⇒ 福島県道路総室
山頂から見える魔女の瞳(五色沼)について
「福島 五色沼」で検索すると、福島の別の場所にある五色沼の方が出てきて愛知人の私は当初混乱しました。
どうも福島で五色沼と言えば、裏磐梯にある「五色沼湖沼群」の方が有名なようです。
地図で見てみましょう。
桧原湖の南にある五色沼湖沼群の方もハイキングコースがあり魅力的。
いつかまた福島を訪れた時には行ってみたいです。
今回目指すのは、一切経山から見える「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼の方です。
火口に水が溜まってできたコバルトブルーの火口湖です。
火口湖と言えば「蔵王のお釜」といい、神秘的な美しさですね。
私のようなカメラ初級者でもフォトジェニックな写真が撮れるのではないかと、興奮します。
体力や技術レベル、持ちもの
月2~3回、5時間程度の軽登山をしている、デスクワークで運動不足中年の私基準です。
体力レベル
ジオグラフィカとヤマレコの登山アプリ二刀流で計測した、全行程の平均値です。
- 合計時間:4時間半
- 合計距離:約8km
- 累積標高:約400m
写真やビデオを撮りながらだったので、普通に歩くだけなら4時間前後で回れると思います。
標高差が少ないので、日常的に登っている愛知・三重の山より疲れませんでした。
技術レベル
鎖場やハシゴなどの危険ポイントはありません。
片側が切り立っている斜面でも、道が広いので安全な場所を選んで歩けば問題なしです。
ただ、一切経山の下りは小石が多くて滑りやすかったので、尻もち注意です。
私はやらかしましたw
鎌沼をまわっての帰路で、段差が大きい所があり、濡れた浮石もあるので要注意でした。
子供を肩車して登ってくるパパさんがいたり、山頂では犬を連れた人までいたので、割とお手軽に皆さん登っている印象でした。
持ち物
標高1,949メートルの山なので、通常の登山道具はマストです。
私は登山用のサングラスを持ってないのですが、今回の登山で、サングラスは必要だな~と認識。
いつもは1000メートル程度の低山なので林間を歩くことが多く、開けた高地を歩く時の紫外線の強さは考えてませんでした。
トレッキングから帰り、物凄く疲れを感じたのは「目」だったので、サングラスはあった方が良いと思います。
また、途中で大きな水たまりや小川になっている所を通るので、登山靴もマストです。ランニングシューズやスニーカーではびしょびしょになります。
トレッキング レポート
登山口となる浄土平には、浄土平レストハウスや浄土平ビジターセンターという施設があり、大型の駐車場もあります。
そこまでのアクセスも磐梯吾妻スカイラインを走るので、ドライブもとても気持ち良いです。
浄土平ビジターセンターからスタート
たまたまビジターセンター、レストハウス共に施設がお休みだったのですが、レストハウスにあるトイレは使用できたので助かりました。
食事などしたい方は事前に確認したほうが良いですね。
ビジターセンター左側の木道からスタート
気持ち良い木道が続きます
酸ヶ平避難小屋(すがだいらひなんごや)を過ぎると、傾斜があり、ガレ場の登りが続きます。
ちなみに、避難小屋にはトイレもありますよ!
右手に吾妻小富士のてっぺんが見えてきました
一切経山/山頂
山頂付近です。
毎度、もうちょっとで山頂の辺りで、
「やっと山頂かな?かな?うひょー!!」とワクワクする感じが大好きです。
到着~!
魔女の瞳(五色沼)
山頂を少し先まで歩いてみると。。。
「魔女の瞳あったー!」
しっかし何てキレイなブルーの世界
絶景を眺めながら、のんびりお昼ごはんを食べました
帰路も絶景
登りは砂と岩の斜面を見てましたが、下りは前景がよく見えますよね
・・・と言いつつ足元が危険なので下を向いていることが多いですが。
実はカメラをいじりながら歩いていて、一度尻もちやらかしました^^
行きにも通った酸ヶ平避難小屋を過ぎ、鎌沼への分岐点に戻って来ました。
写真では読みにくいのですが、「鎌沼 0.4Km 姥ヶ原 1.0Km」と書いてあります。
本当は鎌沼へは寄らず、このまま帰る予定だったのですが、まだまだ体力が残ってたので回り道してみることにしました。
鎌沼一周
木道を行くと、鎌沼が見えてきました
鴨も泳いでいて、なんともピースフル
鎌沼の周りをぐるっと木道が整備されていて、歩いていて気持ち良い道でした。
「熊に注意」の看板があったので、念のため用心が必要です。
途中、姥ヶ原への分岐があったのですが、時間短縮のため寄らないコースで駐車場へ戻りました。
終盤は急な下りとなっていて、浮石とぬかるみで足元が悪かったので、慎重さが必要でした。
まとめ/一切経山と鎌沼は、ルートが分かりやすくピースフルな癒し空間
程よく体を動かし、フォトジェニックな絶景が見れ、登山口へのアクセスもドライブが爽快。
愛知県民としては、こんなに素敵なトレッキングルートがある福島が本当に羨ましいです。
私は時間がなくて立ち寄れなかったのですが、スカイラインの途中にある日帰り温泉で汗を流して帰れば完璧な1日になりそうですね。
心身共に癒される「一切経山と鎌沼トレッキング」、超おすすめです!
それでは、良いリフレッシュを!
※本記事は新型コロナウィルスによる自粛期間中でのお出かけを推奨するものではありません。
※新型コロナウィルスやご訪問先の情報をご確認のうえお出かけください。
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