最近アウトドア系YouTuberの方も良く使っている360度カメラ。
臨場感のある迫力満点の画像や映像が撮れるので、とても魅力的ですよね。
ちょっと試してみたいけど、買うとなると結構なお値段で躊躇してしまいます。
こういった最新の技術って進化も早くて、使いこなす前に旧型になってしまい残念なんてことも...。
筆者もカメラではないのですが、ヘッドマウントディスプレイを買ったのに、すぐニューモデルが出て涙目になったことがあります。
そこで、高額なカメラをコスパ良く使うのに良いサービスだなと思ったのは、カメラのレンタル。
今回、カメラを専門的に取り扱っているレンタルサービスを比較してみました。
この記事でわかること
- カメラレンタルサービスはたくさんあるけど、各社どのような違いがあるのか。
- どのポイントに注目してレンタルサービスを選べばよいか。
この記事を書いている私は、 仕事でInsta360 ONE R、GoPro MAXを使用したことがあり、個人的にもInsta360 ONE X2を持っています。
結論:借りたい機種と金額のバランスで選択。アウトドア使用なら故障時の対応も考慮
今回レンタルサービス3社について調べてみた結果、借りる手順や返却方法などのシステムはほぼ同じでした。
レンタル商品のラインナップは各社違いがあったので、自分の借りたい機種や周辺アイテムがあるかを調べ、まずは選択肢を絞るべきかと思います。
次に金額ですよね、やっぱり。
そして、アウトドアでタフに使用するなら、故障時の保証対応も参考にするべきです。
借り方や返却方法はほぼ同じ
借り方のシステムは、どこも同じでした。
ネットの商品ページにて借りたい日数を入力して申し込み。
段ボールに商品と返却用伝票が同梱され、手元に届く。
借りた最終日中に商品を返送手続き。
コンビニからなら24時までに発送手続きをし、手元から離れればOK。
借りたい機種や周辺アイテムがあるかをチェック
各社ラインナップに少し違いがあります。
また、360度向け自撮り棒や一脚、防水ケースのレンタルの有無・品揃えには各社で差があります。
レンタル料金は少しばらつきあり
料金設定は少しばらつきがありますが、レンタル品のセット内容を見てみると、安いサービスはSDカードが含まれていなかったりします。
また、セールを行っているレンタルサービスもあるので、要チェックですよ!
自分の過失で故障させた場合の保証に違いあり
普通に使用していて故障した(本人に過失がない)場合はどこも無償でした。
ただし、自分の過失で故障させた時の対応に少し差があります。
販売金額100%を上限とする金額を負担するサービスもあれば、自分の過失でも上限3,000円まででOKなサービスもあります。
360度カメラのレンタルサービス3社について
今回比較した3社で、各項目の内容から特に優位性がある部分をピックアップしました。
Tavishot【タビショット】
- ミニ三脚や一脚、自撮り棒、防水ケースなどの周辺アイテムの品揃えが多め。
- GoPro Maxの初心者セットがある。
- 金額設定が少しお値打ち。
- 商品発送後でも、商品到着前なら往復送料の支払いのみでキャンセルが可能。
Rentry(レントリー)
- 気に入ったら、商品をそのまま購入が可能。
- 有償にて動画編集やフォトブック制作サービスもあり。
- 空港へのお届けが可能(ヤマト営業所のある空港のみ)。
- ドローン、掃除家電、プロジェクター、スーツケースなどカメラ以外のジャンルも品ぞろえがある。
シェアカメ
- 本人の過失による破損(落下や水没など)でも最大3,000円のまでの修理代の請求。
- 他の2社にはない機種がある。
- 2泊3日(=3日間)の貸出から対応している。
- 360度カメラ以外に、一眼レフやミラーレス、レンズ、ビデオカメラなど、様々なタイプのカメラの品ぞろえが豊富。
レンタルサービス3社の詳細比較
項目 | Tavishot | Rentry | シェアカメ |
ラインナップ | Insta360 ONE X RICOH THETA V RICOH THETA S RICOH THETA SC RICOH THETA SC2 GoPro Max GoPro Fusion | Insta360 ONE X Insta360 ONE R RICOH THETA V RICOH THETA S RICOH THETA SC GoPro Fusion 360fly 4K | Insta 360 ONE R RICOH THETA Z1 RICOH THETA SC2 GoPro MAX Vuze XR Dual VR Camera 超高画質全天球VR 5.7K |
初心者セット | GoPro Max初心者セット | Insta360 ONE X 初心者セット | 360度カメラについてはセットなし |
受取り場所 | ご指定の日時にご指定の場所へアイテムをお届け。 宅配ボックス、職場での受け取りもOK。 ※コンビニ、空港、離島へのお届けはなし(沖縄本島に限り可能) | 滞在先のホテルやキャンプ場、宅配ボックスなどでも受け取り可能。 東京、長野、軽井沢の実店舗で、直接受け取ることも可能 ※コンビニ、沖縄や離島へのお届けはなし | 滞在先に指定することも可能。 宅配ボックスへのお届けも可能。 |
返却方法 | 送られてきた箱に入れて、付属の伝票を貼って最寄りのコンビニに出せば返却完了。 | 返送用伝票を貼り付けてコンビニや滞在先のホテルから返却。 専用の説明書が送られてくるので、返却の手順が簡単にわかる。 | 商品の入っていた段ボールに入れ、返送用伝票を貼り付けてコンビニより発送。 |
お届け日と返送日 | お届け日: 商品が到着する日 =レンタル開始日 返送日: 商品がお手元を離れる日 =レンタル終了日 返送日の24時までに発送手続きを完了させる。 ※返送日に店舗に届いている必要はなし | 同左 | 同左 |
最低レンタル期間 | 3泊4日(=4日間) 1日目:お届け日 4日目:返却日 | 同左 | 2泊3日(=3日間) 1日目:お届け日 3日目:返却日 |
料金設定 | 【3泊4日】価格の例 RICOH THETA SC:3,480円 (+1日/300円) RICOH THETA V:5,980円 (+1日/500円) Insta360 ONE X:6,980円 (+1日/500円) GoPro Max:8,980円 (+1日/500円) | 【3泊4日】価格の例 RICOH THETA SC:4,480円 (+1日/300円) RICOH THETA V:6,980円 (+1日/700円) Insta360 ONE X:6,980円 (+1日/500円) GoPro Fusion:7,800円 (+1日/1,500円) | 【2泊3日】価格の例 RICOH THETA SC:4,500円 ※SALE中は3,300円 (+1日/500円) RICOH THETA Z1:13,000円 (+1日/1,000円) Insta 360 ONE R:5,480円 (+1日/700円) GoPro Max:8,980円 ※SALE中は4,400円 (+1日/1,500円) |
送料 | 2,980円以上で送料無料。 返却時の送料も無料。 | 全国どこでも貸し出し時、返送時ともに送料無料 | ¥3,000以上のご注文で往復の送料無料。 ※沖縄への配送につきましては¥8,000以上のご注文で往復送料無料 |
故障・破損 | メーカー修理で治る場合、最大1,000円の免責代のみ。 修理が不可能な故障、破損の場合は、メーカー販売価格100%を上限とする金額の支払い。 本人に過失がない場合、支払いは不要(自然故障、商品の劣化など) | 利用方法に過失のない中での故障・破損については費用請求なし。 但し、落下や水漏れ、水没故障等、レンタル者の過失による破損の場合は修理費用を負担。 ※修理が不可能な場合や製品を返送しない場合、販売金額の100%を上限とする金額を負担。 | 過失のない故障に対し修理費の請求なし。 不注意で壊しても(落下や水没などの過失による破損)負担は最大3,000円。 |
紛失・盗難 | レンタル料金とは別に、商品のメーカー販売価格の100%を上限とする金額を支払い | 実費のレンタルご利用料金に加え、Rentryで設定している商品の買取金額(販売価格)を負担 | 製品の販売金額の100%を上限とする金額を請求。 |
キャンセル | 商品発送前:0円 商品発送後:往復送料のみ 商品到着後:原則キャンセル不 (例外あり。要相談) | 商品発送前(レンタル開始3日前まで):0円 商品発送後:原則キャンセル不可 | 商品発送後:キャンセル不可 |
どこも一長一短があり悩ましいところです。
筆者だったら、SDカードは持っているので、コスパ良さそうなTavishotを利用するかもしれません。
でも登山など故障が心配なら、シェアカメもありだし。
ドローンとかも一緒に借りるならRentryを選ぶので、ケース by ケースですねほんと。
Webサイトはこちらから
「ジンバル付き小型カメラ」という選択肢もあり
アウトドアや旅行で便利なカメラとして、ジンバル付き小型カメラという選択肢もおすすめです。
ジンバルとは、スタビライザーのことで、この機能が付いていると強力な手ぶれ補正ができます。
旅行のように歩き回りながら撮影する時は、安定した動画が撮影できるので便利です。
ただし、アクションカメラのように頑丈ではないので、タフなアウトドアでの使用には向きません。
筆者は360度カメラは「Insta360 ONE X2」、ジンバル付き小型カメラは「Osmo Pocket」と、両方のタイプのカメラを持っています。
ちなみに本記事でご紹介したレンタルサービス3社全てで、「Osmo Pocket」もラインナップにありますよ!
撮影したサンプル動画や、両者の特性を解説した記事がありますので、こちらもよろしかったらご参考くださいね!
まとめ/撮影頻度が低い、もしくはお試ししたいなら、レンタルは有効な手段
レンタル料もそれなりにかかるとは言え、年に数回しか使わないならレンタルは便利なサービスです。
グループで使用するなら、皆でシェアすればますますお値打ちに。
注文もネットで完結、返却もコンビニで送るだけで簡単です。
360度撮影や編集は、筆者も勉強中ですが面白いですよ!
パソコンはそれなりのスペックが必要になるので、その点は要注意です。
もしスペックがクリアできるなら、ちょっと個性的な撮影ができる360度カメラにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
それでは、良いリフレッシュを!
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。